人工透析についての疑問を詳しく解説する情報サイト

人工透析とは

透析(とうせき)、人工透析(じんこうとうせき)とは、腎臓の機能を人工的に代替するという、医療行為のひとつです。 腎不全に陥った患者が尿毒症になるのを防止するには、外的な手段で血液の「老廃物除去」「電解質維持」「水分量維持」を行わなければいけません。この治療を透析と呼び、人工腎、血液浄化と呼ばれることもあります(この場合の血液浄化は疑似科学で用いられる用語とは違います)。

 

しかし、日本国内で人工透析と言われている療法は、該当する用語としては血液透析、または人工腎臓が正しい(人工透析に該当する artificial dialysis では英語圏内版Wikipediaでは検索不可能)のですが、国内的には人工透析が一般的な呼称となっています。 

 

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腎臓の役割

腎臓はおなかの後ろ側、後腹膜臓器として背骨を挟んで左右に一個ずつあります。その大きさは長さ12cm程度で、重さは150gほどです。腎臓は、体内の老廃物(毒素や余分な水分)を除去し、尿として排泄、身体を弱アルカリ性に保つ、血液や赤血球の量の調節、骨の健康を維持する、電解質のバランスの調節、ホルモンをつくる、といった役割があります。

 

尿検査は、一般の健康診断で必ず行われる検査項目です。健康な人ならば、職場や地域で年1〜2回行われる健康診断を受けることで腎臓病のチェックを十分に行うことができます。たんぱく尿、血尿が陽性の場合には腎臓の働きが悪くなっていることが疑われます。 腎臓病には多くの種類があり、病気の進行速度も対処法もそれぞれ違います。

 

腎臓病の種類には、慢性腎炎(むくみ、血尿、たんぱく尿、高血圧などの症状が長期にわたって持続します。)、ネフローゼ症候群(おもな症状は、浮腫(むくみ)や大量の蛋白尿、高脂血症で、原因不明の特発性ネフローゼ症候群と、原因のわかっている続発性ネフローゼ症候群があります。)腎硬化症(腎臓の血管に動脈硬化症が起こると、血管が狭くなって腎臓の血流が不足し、腎組織が障害を受けて腎機能が低下することです。)、多発性のう胞腎(腎臓に嚢胞(水がたまった袋)がたくさんできて、腎臓の働きが徐々に低下していく、遺伝性の病気です)、があります。

 

人工透析が必要になるきっかけ(病気など)

慢性腎炎や糖尿病が進行し、腎臓の働きが悪くなり、正常な状態に戻らないことを腎不全といいます。腎不全になると尿が正常に作られなくなり水や尿素窒素・電解質などの体液の調整ができなくなります。それにより食欲不振、胸が苦しい、息切れ、むくみなどの症状が出るようになります。また高血圧や貧血、カルシウムの不足などが起こります。病気が進行し腎不全の末期=尿毒症になると、肺水腫、中枢神経並びに消化管の出血が起こり、人工透析治療または腎臓移植をしなければ生命を維持できなくなります。このうち、腎臓移植については、生体腎移植にしても死体腎移植にしても医療技術の進歩はともかく、まだまだ社会的な腎移植環境が整っていないので、ほとんど人工透析を選択するのが現状となっています。

 

また人工透析は従来、腎臓だけの病気の患者に行っているものでしたが、最近では腎臓の病気だけではなく糖尿病性腎不全など全身に動脈硬化を合併している透析患者の割合が増え全体の3割を越えており、更に増加傾向にあるといわれています。

 

この高齢化と合併症の透析患者が増えてきているのは比例関係にあるといえ、透析を行う上で、透析技術が進歩してきているのを前提にしても、大きな障害になっているのも現状です。